約9年ぶりのベルリンです。
1871年、プロイセンによる「ドイツ帝国」の首都となり、ワイマール共和国時代には、
「黄金の20年」の舞台としてベルリンは栄光の絶頂期を迎えた。
ナチス政権の登場とともに、翳りを見せ始め、敗戦後、町は東西に分断された。
そして、1961年8月13日、一夜にして「壁」が築かれ、
以来28年間壁が壊れる日は永遠に来ないかのように思われていた。
しかし、1989年11月10日、ベルリンの壁が崩壊し、翌年、東西ドイツは再統一を果たし、
ベルリンは再び、首都の座に返り咲いた。
ドイツ最大の都市にして首都でもあるベルリンは、
激動の時代を目撃してきた証人であり、これからも世相の大きな移り変わりを
目の当たりにするだろう大都市です。
会議終了後、目的の絵画館(フェルメール)と博物館島へGO!
ベルリンの世界遺産! 5つの博物館が集まる博物館島
ベルリンを横断するシュプレー川に浮かぶ中洲の北半分に、
ペルガモン博物館(Pergamonmuseum)、新博物館(Neues Museum)、
ボーデ博物館(Bodemuseum)、旧ナショナルギャラリー(Alte Nationalgalarie)、
旧博物館(Altes Museum)と5つもの博物館が集まる、文字通り「博物館の島」です。
「ミュージアムパス」
ベルリン市内50か所の博物館や美術館に入り放題のチケット「ミュージアムパス」がおすすめ。
(3日間有効で料金は24ユーロ)
おまけに入場待ちの行列に並ばなくてもいいので、時間を節約したい旅行者にはとっても便利。

市の紋章
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カザー・ヴェルヘルム記念教会 |
ドイツ帝国初代皇帝のヴィルヘルム1世を称え、
19世紀の後半に建てられました。
廃墟のような外観ですが、戦争の悲劇を
忘れないようにそのままの状態で
残しているそうです。
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新教会(青の教会) |
教会の隣には教会堂が建てられており、
その内部の壁面は3万3千枚の青ガラスで
神秘的な空間が広がっています。
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テロのトポグラフィー |
ゲシュタポと親衛隊本部があった場所で
ナチス時代の恐怖政治を伝える屋外展示場。
ベルリンの壁の一部が200mほど
当時のまま残されています。
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チェックポイントチャーリー |
ベルリンの壁にあった検問所
チェックポイント・チャーリー
にちなんだもので、
東ドイツの将軍だったカール=ハインツ・ホフマンが
「世界で最も安全な国境」と表現した。
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ベルリン大聖堂 |
プロテスタントの教会としてはドイツ最大の規模で、
高さ114mの大きなドームはバチカンの
サンピエトロ大聖堂をモデルにしています。
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ユダヤ博物館 |
「コレギエンハウス」と呼ばれる、
かつて高等裁判所として使われていた建物

亡命の庭
地面は傾き、コンクリートの柱が林立して
視界を遮るという不安定な場所 |

絵画館 |
フェルメールは「青の画家」と同時に「黄色の画家」
でもあり現存する37作品のうち6作品も
黄色いマントをはおった女性を描いています。

フェルメール 「真珠の首飾りの女」 |

旧博物館 |
ギリシャ・ローマの古典芸術が主なコレクション
横長いファサードには18の円柱が並び
円形ロビーに導きます。

ベルリンの女神 |

新博物館 |
第二次世界大戦の被害で閉館していたが、
修復が完了し2009年に再開

王妃ネフェルティティの胸像
(撮影禁止のため前回の写真) |

旧ナショナルギャラリー |
美術収集家でもあった銀行家ヴァーゲナーの
収蔵品を基に1876年に開館
ドイツ人画家のほか、フランス印象派を代表する
ルノワールやモネなどの作品も展示

ルノワール 「花咲く栗の木」 |

ペルガモン博物館 |
残念ながら、ゼウス大祭壇の見学は
博物館改修工事の影響により
2014年9月29日より約5年間見学不可だそうです。

イシュタール門から続く 「行列通り」 |